奨学金の注意点②

今年度から「給付奨学金」は対象や金額が大幅に拡充されています。

それは喜ばしいことなのですが、

給付奨学金だけではとてもではありませんが、

授業料等を補うことはできません。


例えば国立大学でも入学金と授業料を合わせて80万円はかかります。

授業料だけでも約54万円です。


給付奨学金の額は国公立の自宅通学で29,200円が最大です。

これは住民税非課税世帯の人が当てはまります。


給付奨学金で足りない部分は貸与奨学金を利用するか、

あとはアルバイトなどで埋めなければなりません。


ここからは私事になりますが、

私は学費をアルバイト代で稼いで短大を卒業しました。

これは正直すごくしんどいことでした。

図書館司書の資格を取りたいと思っても

私の通っていた短大ではその授業は土曜日の午後遅くだったため

バイトがあり結局受講することはできませんでした。

バイトに行かないと授業料が稼げなくなる‥ということが

いつも頭の中にありました。

元々、希望していた学校でもなかったため(四大に行きたかったため)、

勉強もつまらなくなんにも残っていません。

こういうお金の使い方が一番ムダだったんだよねーと今でも

思っているのです。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。