まずは「基本生活費」を知ること

恥ずかしいお話ですが、私は15年前にある出来事があって生活が乱れ始めました。

そこから買物依存のような状態が始まりました。

それまでも買物は好きだったのですが、買いっぷりが変わりました。

洋服、アクセサリー、化粧品、バッグ、雑貨など。

あるメーカーの服が好きでそのお店の年間の売上の2位だと言われたこともありましたし、

デパートでも1年間だけですが、得意客にも入りました。

例えばバッグでも色違いで迷ったら2つとも買いました。

心の中ではこのままではいけない、いつかは家計が破たんすると思っていました。

しかし、この他にも全く無頓着なことがありました。

一体、基本的な生活費が毎月いくらかかっているのかわからなかったということです。

保険料や光熱費、携帯などの通信費、つまり「固定費」と呼んでいいようなもの、

毎月必ず必要な「基本生活費」を全然掴んでいなかったのです。

当時は食費もスーパーではクレジットカードで支払っていました。

何故なら現金がなかったからです。

会社員でしたので給料は毎月いただけたのでなんとかやっていけたのでした。

今、考えると買物依存の状態に陥り、贅沢なものを買っていたことも反省点ですが、

「基本生活費」に対して全く無頓着だったことも家計を悪化させていた原因です。

皆さんが家計を立て直そうと考えた時に、まずやっていただきたいことは、

「基本生活費」はいくらかかっているのかを把握することです。

これは一見簡単なように思えますが、意外とわからないものです。

もしもご自分では上手く把握できないというのであれば、

個別相談で一緒に考えていきましょう。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。