マイナス金利の影響

2月16日にスタートした「マイナス金利」。

簡単に説明しますと、銀行が日銀に預け入れる預金の金利をマイナス0.1%

にするというものです。

つまり、銀行は日銀にお金を預けると利息をもらえるのではなく、反対に

払わないといけないことになります。

日銀と銀行の間のことだから私たち国民には関係ない‥ということはありません。

実際、銀行の預金の金利は一段と安くなりました。

もう1つ大きな影響は住宅ローンの金利の低下です。

10年固定金利型の住宅ローンの金利は1%を下回りました(最優遇金利)。

今、現在住宅を買おうかどうかを迷っている方には背中を押すことになるかも

しれませんが、日頃、銀行にのみ預金をしている方、ローンに縁のない方などは

マイナス金利の恩恵はないことになります。

むしろ「銀行のサービスの低下」も考えられます。

さすがに国民の銀行預金にマイナス金利を適用することは今のところありませんが、

この先も絶対ないのかはなんとも言えません。

他にもATM手数料の値上げなども考えられますし、銀行のサービスが低下することは

間違いないと言えそうです。

住宅ローンについても”今が底”なのかはわかりません。

ここ何年もこれ以上金利が下がることはないと言われてきました。

しかし、実際は金利は下がり続けています。

住宅は一生で一番大きな買い物です。

金利のことのみで今が買い時という考えはされない方がよいように思います。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。