昔のことですが、私は税理士事務所に勤めていました。
その事務所は先生と職員3名の小さな事務所でした。
健康保険は税理士国保に入っていました。
年金は国民年金でした。
個人で手続きをして加入します。
あるとき、先生が「うちも厚生年金に入ろうか」と
言われました。
そのとき、その事務所で一番古い、といっても30代の男性が、
「厚生年金なんか入らなくていい。もったいない」と言い出し、
厚生年金の話は立ち消えになりました。
しかし、よくよく考えてみると厚生年金は会社と個人が折半です。
当然、国民年金と厚生年金では貰える額も違ってきます。
パートタイマーなどで働いている主婦の人は
収入を抑えて働こうかと迷われます。
税金もそうですが、むしろ社会保険の方がハードルが高いのですよね。
いわゆる106万円の壁、130万円の壁といわれるものです。
健康保険料や厚生年金保険料は結構高く手取りが減ってしまうので
だったら夫の扶養のままでいようか‥となりがちです。
ただ、あまりにも壁を意識しすぎるとせっかく稼ぐチャンスがあっても
もったいないなと思ってしまいます。
壁ももっと低くなりそうな計画もありますよ。
そうなると本当にそれでも扶養のままがいいのか、
壁を飛び越えて働く方がよいのかを選択しなければなりません。
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