「家計簿」と「資産簿」

家計簿は日々のお金の出入りを記録するものです。

企業会計でいうと「損益計算書」のようなものです。

1ヶ月で締めて支出が収入を上回らなければ黒字です。


では、その月の黒字だった金額はどこにいくのでしょうか?

これがわかるのが「資産簿」です(名前は勝手に名付けました)。

企業会計でいうところの「貸借対照表」になります。


一般的にはその月に出た黒字の分は預金に回るのが普通ですね。

他にはその黒字分で投資信託を買ったという場合もあるでしょうし、

家族で食事や旅行に行って使った‥となれば

資産簿には載らないことになります。


「資産簿」は今、ある資産を記録しておくものです。

「預金」「投資信託」「株式」「保険」などが考えられます。

持ち家の場合はそれも資産です。

ただ、持ち家は購入したときの金額ではカウントできません。

価値は時価で。

今、売り出したらいくらになるかという視点が必要です。

住宅ローンの残高と相殺したらどうなるかも確認しておきます。


「投資信託」も「株式」も時価で考えます。

「保険」も掛け捨てでないものは、今解約したら返戻金はいくらなのか

ということと加入した時期も記録しておきましょう。


「資産簿」は年に1回作るだけでも効果的です。

昨年より「資産」が増えているのかを確かめるためです。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。