株式投資に対するスタンス②

20代の頃、株式投資を始めたと書きました。

前回も書きましたが、世間の雰囲気もイケイケどんどんという

感じだったこともあるのですが、

もう1つ私の背中を押したのはある雑誌の連載でした。


当時「日経WOMAN」という雑誌が創刊された頃で

毎号欠かさず購読していました。

2度ほど投稿して掲載されたこともありました。

当時は電話(もちろん固定電話)がかかってきていろいろ

確認されました。


その「日経WOMAN」に株式評論家の雨宮栄子さんという方が

株式投資についての連載をされていました。

その連載がわかりやすくてこれなら私でも株式投資ができるのでは

ないかと思いました。


その連載で今でも覚えているのは、あるA子さんというOLが

株を何銘柄か買って株式投資をしていました。

その後、しばらくして株式相場が大暴落してしまい他の友人たちは

海外旅行に行ったりして楽しんでいるのをA子さんは指を

加えて見ているだけでした。

しかしその後株式相場が復活してA子さんの持株もかなり値上がりした‥

というような内容だったと思います。


この内容から私が学んだことは2つあります。

1つは暴落したからといって急いで売ってしまわないこと。

これはあくまで「相場が暴落」したらということです。

例えばある企業が不祥事を起こしそれでその銘柄が暴落したと

いうのは別の話です

(私、日産自動車のゴーン問題のときに損切しました)。


もう1つは長期投資が有効なのではないかと思ったことです。

株というとどうしても少し利益が出たら売ってしまうのがよい、

損が出たら即売るのがよいと思い込んでいたところがあったのですが、

いや我慢も必要なんだということが理解できました。

この辺が一般的なギャンブルや宝くじと違うところです。

株は決して一発勝負ではない。


暴落したから大変だと思って売ってばかりいると

当然ですが利益を得ることはできません。

このことを強くこの連載で感じたのでした。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。