個人年金保険よりiDeCo

自助努力の老後資金の定番と言えば「個人年金保険」でしょうか。

但し、これも保険なので低金利の今、加入するのはお勧めしません。


でも、税金の優遇もあるし‥というのは営業する人の常套句でしょうが、

だったら「iDeCo」の方が断然お得です。


例えば月5,000円で「個人年金保険」と「iDeCo」に加入したとします。

「iDeCo」の場合は60,000円の所得控除となります

(5,000円 × 12)。


「個人年金保険」の方は35,000円の所得控除です

(60,000円 × 1/4 + 20,000円)。


これは1年間の額ですから、例えば20年払い続けるとすれば、

所得控除は

iDeCO  60,000円 × 20 = 1,200,000円

個人年金 35,000円 × 20 =   700,000円

となり、所得税率が10%の人ならiDeCoの方が50,000円所得税が

安くなります

(個人年金保険はどんなに保険料を払っても所得控除は年40,000円が上限)。


iDeCoは60歳まで引き出せない、手数料がかかる、自分で運用しなければ

ならないなど手間はかかりますが、

個人年金保険にしろ、受給額は確定していますが、インフレや保険会社の

倒産などリスクがないことはありません。

まずはiDeCoから検討するのがよいでしょう。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。