沸々と怒りが湧いた話

仕事で郵便局の窓口に行ったときのことです。

窓口の人に「がん保険に関するアンケートをお願いします」

と用紙を渡されそうになったので、

「私、がんの経験者なので‥」とやんわり断りました。


そして、椅子に腰かけ呼ばれるのを待っていると、

男性が近づいてきて、

「がんを経験されたということですが‥」と

話しかけてきました。

「完治されたのですか?」

「いえ、完治はしていません。寛解です」

「がんの経験者の方でも入れるがん保険があります」

と言われ、パンフレットを渡されました。

「どんな治療をされたのですか?抗がん剤とかですか?」

「手術も抗がん剤も」

「早期だったのですか?」

「いえ、進行性です」

「大阪城の近くに先進医療のセンターが開設されたのですが、

先進医療の特約もつけられますし」

「‥」。


アンケートを断ったのは正直めんどくさいから。

それにがんの経験者だと言えば、もうそれ以上何も言われないだろうと

思ったから。

しかし、すぐさまがんの経験者ということが伝えられ、

しつこく営業を掛けてこられたことになんとも言えない憤りを

覚えました。


私の場合、がん告知からもう8年経っていますから、

それなりに免疫はできているつもりですが、

これがほんとに宣告されてすぐの人とか、

辛い治療をしている最中の人に対してだったら

酷いことをしているという自覚を持ってほしいと思います。

こういう営業ってありですか?

いくら保険を売るためといってもおかしいですよ。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。