かなり何年も前のことになりますが、
問い合わせがあり、その内容を読んで何とも言えない気分になりました。
離婚して子どもを引き取って、すぐに同棲し妊娠。
自分にも彼氏にも借金がありますが、妊娠したため自分は働けない。
今月の光熱費も払えない、どこで借金をすればいいのか。
かいつまんでいうとこういう内容でした
(普段はもちろんお客様の相談内容を書くことはありませんよ、念のため)。
この人は私のことは何者かわからないまま、たまたまヒットしたらしく
メールを送って来ました。
この人の困ったことは、とにかく借金をすることが前提という考え方なのです。
相談文にもひと言も家計をなんとか立て直したいという文言はなく、
とにかく借りられるところで今、借りたい。
それだけでした。
私は人間ができていないからかもしれませんが、こういう人の相談は乗る気が
なかったのでお断りのメールをしました。
借金で家計が回らないという人の相談に乗ることもFPの仕事ではないかと
言われればそのとおりなのですが、
本人が本気で家計を立て直したいという気持ちがなければ、
どんなにFPががんばって助言をしても、いい結果はもたらさないと思います。
あくまでFPは伴走者であり、実際にやるのは本人なのです。
FPに相談したらなんでもやってもらえるというのは間違っています。
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