家計簿の効用

家計簿を付けさえすれば家計が必ず改善するかと言われれば

そうとは言えません。


しかし、必ず言えることは「お金に対して意識を持つことはできる」

ということではないでしょうか。

私自身、本当に貯金がなかったときにどうしようとなって家計簿を真剣に

付けてみようと考えました。

と、いっても家計簿に過剰な期待を抱いていたわけではなく、

自分の家計の状態が全くわかっていなかったからです。

ただ、なんとなくこのままではいかんなあ‥と思っていました。


それと同時に毎月支払っているものでムダなものはやめようと思いました。

保険も1つ解約しましたし、クレジットカードも整理しました。


家計簿は初めから1円単位で考えず、大雑把でもよいと考えていました。

毎日きちんと1円でも合わないのはいけないなどと思うと

自分の性格上絶対続けられないと思ったからです。


最初にも書きましたが、家計簿を付けだして劇的に家計が改善されたわけでは

ありませんが、それでもお金に対しての意識は明らかに変わりました。

それまでは何にお金を使っているのかなどは全くわかっていませんでしたし、

財布にいくら入っているかも掴んでいませんでした。

今なら電子マネーにいくらチャージしているのかわかっていない状態でしょうか。


あれから十数年。

今でも家計簿は続いています。

家計簿自体も毎年同じものを使っていますし、

ただ付けているだけのようなところもありますが、

家計は変わりましたし、お金の不安も軽減しました。


来年から家計簿を付けてみようと考えている方、

いますぐ付けた方がいいと思いますよ。

今度からと思っているとなかなか腰が上げられません。

慣れてしまうとものの数分で付けられるようになりますし、

お金の不安を早く解消したいですよね。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。