保険ありきで考えない

つい最近ですが、「○○保険というものがあるって知ったのですが、

加入した方がいいですか」という質問がありました。


以前、知り合いから健康診断で血圧が高いと言われたけど、

なんとか今のうちに保険に入りたいから申し込んだと聞きました。


これって正直どうなの?と思います。

基本的には民間の保険にはなるべく加入しないことを考えた方が

よいと考えます。


もちろん、子どもが小さいうちなどは子どもが成人するまで

死亡保険に加入するというのは大事です。

でも、この場合でも公的年金の「遺族年金」がありますから

過剰に保険に入ることはありません。


私は「医療保険」には入っていましたが「がん保険」には入っていませんでした。

がんになった時、正直「がん保険」に入っていたら一時金が出て助かっただろうな

とは思いましたが後の祭りです。


この時は健康保険の「高額療養費」で乗り切れました。

「医療保険」には2本入っていたのですが、

入院が2週間程度ということもあり大した額は受け取れませんでした。

退院して保険会社に請求してしばらくしてから1本の「医療保険」は

解約しました。

保険料と受け取れる保険金が合わないと考えたからです。


「がん保険」の一時金は確かに助かるとは思いますが、

これだってがんにならなければ役には立ちません。

もちろんがんになどならない方がいいに決まっています。


やっぱり、貯金を持っていることが一番強いのではないでしょうか。

私は貯金も少なかったので仕方なくある株を売りました。

余談ですが、このときこの株は利益が出ていたのですが、

半年後あることがありこの株は大暴落してしまいました。

あのとき売っていてよかったと胸をなでおろしたことを覚えています。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。