前回、「自己資本比率」が大事ということを書きました。
会社が倒産するのは「キャッシュが尽きた時」です。
例え「自己資本比率」が60%で安心と思っていても、
支払いの際にお金がなければそこで終わりです。
これは「損益計算書」だけを見ていてもわかりません。
「損益計算書」で利益が出ていたとしてもそれはあくまで
数字上のことです。
黒字倒産というのは損益計算書上は利益が出ていたのに
倒産してしまうことをいいます。
支払いの日にお金がなかったということです。
では、何を見れば会社にお金があるのかがわかるのでしょうか。
それは「キャッシュフロー計算書」です。
「キャッシュフロー計算書」はお金の流れを見るものです。
「キャッシュフロー計算書」には
・営業キャッシュフロー
・投資キャッシュフロー
・財務キャッシュフロー
の3つがあります。
まず絶対に見ておきたいのは「営業キャッシュフロー」です。
「営業キャッシュフロー」は本業でのお金の流れを示しています。
この「営業キャッシュフロー」がマイナスになっていれば
本業でお金を稼げていないということになります。
まずは「営業キャッシュフロー」がプラスかどうかを確認しましょう。
できれば過去3期分ぐらいの「キャッシュフロー計算書」を見ると
よいと思います。
1期だけではたまたまその期だけマイナスということもあるからです。
3期見てみて3期とも「営業キャッシュフロー」がマイナスであれば
危険だと思います。
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