10月30日付けの朝日新聞に「9割超の病院・施設 保証人求める」という
記事が載っています。
東京都内の病院や介護施設3335施設を調査したところ、
身元保証人を求めている施設は91%、そのうち保証人がいない場合の対応として
「成年後見人などがいれば認める」が56%、
「いなくても認める」が14%だったそうです。
一方で「入院や入所を拒否する」と回答した施設も7%あったそうです。
私ががんで入院したときは父が保証人でした。
その病院は保証人を1人立てればよかったので、ホッとしましたが、
大変なところになると、4人保証人が必要だったというのも
聞いたことがあります。
私のように、兄弟姉妹、子どもがいない人間は、両親が亡くなったら
おちおち入院もできないなと思います。
記事には身元保証人を求めている理由も載っていますが、
「支払の保証や担保」「遺体の引き取りや部屋の明け渡し業務」などが
上位になっています。
私の知り合いの人で、叔母さんの入院の際、保証人になったそうですが、
その病院は1週間ごとに支払いを求めてきたそうです。
私の母が転院した病院では、入院の際、保証金5万円を納めなくては
なりませんでしたし、
パンフレットに死体処置料12,000円とハッキリ書いてありました。
正直、ほんとに金儲け主義の病院だったと未だに怒りがあります。
生き死にの問題に「身元保証人」がいないから見放すというのは
どう考えてもおかしいのではないでしょうか?
今後は益々、身寄りがいない人たちが増えていくことでしょう。
早急な対策を望みたいと思います
(厚生労働省令などでは保証人がいないことを理由にした入所拒否を
認めていないそうです)。
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