弱っているときに保険は利く?

知り合いの方のお連れ合いが1泊2日で入院・手術をされました。

保険会社に保険金を請求したら10万円以上もらえるらしく、

結構いい金額だったわと言われました。


ただ、この保険、毎月保険料を1万2千円払っているとのこと。

だったら、1年間の保険料が戻ってきただけなんですよね、実は。


医療保険は昔は5日以上入院したら5日目から給付金が出ました。

しかし、現在はそんな保険は時代遅れで、日帰り入院でも給付金が出ますと

いうのが保険会社のウリです。


しかし、冷静に考えてみると、日帰り入院で給付金がもらえたとしても、

ほんとに助かった、これで生活が楽になる、よかった、よかったと

思う人は少数派だと思います。


むしろ、例えば大病で入院期間が数ヶ月経ったらそこから給付金を出します、

その代わり普段の保険料はかなり安くなっていますという保険の方が

実際は役に立つはずです。


入院、手術などで、給付金がおりると、ああ、ありがたいと感じるのは、

きっと体も気持ちも弱っているからだと思うんです。

冷静に考えてみると、私のお知り合いの連れ合いの人のように、

何十年も保険料を払っているわけですから、

その一部を戻してもらったというだけなんです。




社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。