一番つまらないお金の使い方

私の両親はいつも「お金がない」と嘆いていました。

こういう口癖がお金を引き寄せない理由でもあるとも思うのですが、

一番大きな原因は「家計管理」ができなかったことです。


現在、貯金もないので年金だけが頼りの生活です。

両親とも取り立てて趣味もないですし、何かすごくこだわっているものが

あるとかでもありません。

なのにどうしてお金がないのか?というのがずっと謎でした。


ただ、私の目から見ると、やはりムダが多いし、無頓着なのです。

去年あたりから頻繁に私にお金を貸してほしいというので、

メモでよいから出費をつけてみたらと言っても、

そのときはうんと言いますが、実行はしません。

何に使っているのかと聞いても、特に何も使っていないとしか言いません。

年金額は多くはないですが、暮らしていけない額ではありません。


こういう「何に使っているかわからないがお金がない」というのは、

一番つまらないお金の使い方です。

趣味にだけはお金がかかるとか、食べるものにはこだわっているとか

そういう自分の納得のいくお金の使い方であれば満足感もあるし、

それ以外のところを締めるという対処も可能です。


両親は年金生活に入ってからこうなったわけではなく、

昔からこんな感じでなんとか暮らしてきました。

若いうちから「お金の使い方」を考えておくことは重要です。

長年の習慣を高齢になってから変えることはつくづく難しいと感じます。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。