「貧困」に立ち向かうには

昭和の中盤から後半頃は「一億総中流社会」ということがよく言われていました。

皆、中流でそんなに富裕層もいなければ貧困という言葉もそんなに

聞かれませんでした。


現在は「格差社会」ということがよく言われます。

富裕層と貧困世帯がはっきり分かれているようです。


私の場合、本来であれば「総中流社会」の一員のはずですが、

私の家は決して中流ではありませんでした。

例えば、車もなければ海外旅行に行ったこともなければ、

ほとんど国内旅行に行ったこともありません。

学習塾に行ったこともありませんでしたし、

進学もやめてくれと言われたり(結局短大に進学)、

短大の謝恩会のときにはいとこの振袖を借りて(買えなかったので)

出席しました。


世間では「一億総中流社会」などと言われているけど、

いつも私は心の中で私の家は決して中流ではない、なんで?と思っていました。


「格差」は解消された方がいいに決まっています。

ただ、私は「格差」よりも「貧困」をなくすことの方がより重要だと思っています。

例え「格差」があったとしても「格差」の一番下の人がお金に不安や苦労がなく

幸せに暮らしているのであればそれでもよいのではないかと思います。

別に頂点にいる他人のことを気にする必要はありません。


「貧困」をなくすことはもちろん政治や社会の問題でもありますが、

個人の心掛けでも少しは前進できると思います。

それを手助けする1つの方法が「投資」です。

預金の一部を「投資」に向けるようにする。

別に大金持ちになるとか数億円を稼ぐなどの目標を持つことはありません。


投資に対する哲学を持ち、少額でもコツコツ投資すること。

若いうちであれば多少の失敗は経験になります。

自分が将来お金のことで悩むよりはできることからやっていく。

「格差」は自分ひとりでは解決できませんが、「貧困」は努力次第で

抜け出せる。

でも、頑張りすぎないことが大切です。

頑張れないときは行政を頼ってもいいんですよ。




社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。