がんと付き合うことになったら

CT検査に行ってきました。

体に造影剤を入れて撮影する検査ですが、

これを年に2回やっています。

2010年の7月にがんを宣告されてからまもなく7年が

経とうとしていますが、経過観察が続いています。


宣告される前は体調がすこぶる良かったので、

自分としてはまさかという感じでした。

がんという病気に対して無知でしたので、

ネットや本で情報をあさりました。

と、いっても本は1冊も買っていません。

本をじっくり読むというのが恐ろしかったからです。

ネットもかいつまんで読むという感じでした。


宣告された病院の医師とは相性が悪かったので、

抗がん剤を勧められましたが、断りました。

そのときはもう諦めがあって、治療はしないで

生きられるところまで生きようと思っていました。

それでもやっぱり「死」は怖くて、

飛び込みで、ある病院の門をくぐることになります。

そこで最初に出会った看護師さんがとてもいい人で、医師も信頼できると思い、

この病院でお世話になろうと決めました。

これは今、考えると正解でした。


ほんとに腕のいい医師を素人が選べるのか?というと

個人的な感想ですが、難しいと思います。

むしろ、相性のよい、信頼できるなど精神面で治療に前向きになれるような

医師や病院を選ぶことがよいと私は思っています。

どういう医師がよいのかは人それぞれだとは思いますが、

私自身はあまり細かいことを言われなかったことが良かったと思っています。

実際、今までこれをしてはいけないとかこれを食べてはいけないなどと

言われたことは1度もありません。

治療方法も私の考えを聞いて下さいました。


この病院のすごいところは、看護師さんに、◯◯先生のやり方に疑問があるのなら、

いろんな情報を取って違う病院に行ってみるのもありだよと言われたことです。

自分自身がめんどくさがりでテキトーなところがあるので、

がんということで肉体だけでなく、精神面でもダメージがあるときに

100%完璧な病院をめざして探すということは私にはできませんでした。

これは個人差があることだと思いますが、

自分が納得する考え方でがんと付き合っていただきたいと

心から願っています。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。