介護で抜け落ちる視点

親に介護が必要になったときに家で介護するのがよいのか、

施設に入れるのか、費用はどうすればよいのか‥などなど

介護にはいろんな悩みが尽きません。


どちらかといえばその時が来るまであまり考えたくないというのが

介護ではないかと思います(私もそうでした)。

しかし反対にまだかなり先のことではないかと思われる人に限って

今からああでもないこうでもないと考え過ぎる人もいます。


こちらは介護する側の人間でこちらの都合もあるのですが、

介護される側(親)にとってどういう介護環境を作ってあげるのが

よいかを考えることが本来は一番大切なのではないかと思います。


こちらが一生懸命介護をしていると思っていても、

それが親にとって心地よいものでなければその介護は成功しているとは

言えないと思います。


そのためには親が元気なうちに雑談でもよいのでどういう介護を望むのかを

聞いておくことが良いように思います。


あとは兄弟姉妹がいらっしゃる方は皆さんで親の介護をどうするのかを

話し合っておかれることも必要だと思います。

兄弟姉妹が介護に協力的でなく、自分にその負担が重くのしかかってくると

続きませんし、介護していてもなんで自分だけ‥と思ってしまいます。


費用のことなどは実際介護が始まってみないとわかりません。

それよりも親に介護の希望を聞いておく、兄弟姉妹でも話し合っておくことが

今からできる対策です。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。