仕事は続けよう

もう20年以上前のことになりますが、

ある会社にパートタイマーで勤めていたときに

大学生の内定が決まったという噂がありました。

日商簿記の1級を取得している女性で会社がかける期待はかなり大きなものでした。

春になって彼女が入ってきて明らかに他の新卒者とは扱いが違うなーと感じていました。


数ヶ月経って何かの雑談の折に彼女が「私は専業主婦になりたいんですよね」と

言いました。

心の中で私は勿体ないなと思いました。


私は昔、配偶者の転勤に悩まされました。

ある夜、家で履歴書を書いていると配偶者が帰ってきて転勤になったと告げられました。

単身赴任で行ってもらいたいと何度か言いましたが無視されましたし、

姑にも結構きつく言われました。

20代の頃の話です。

私はずっとなんか割り切れない気持ちで暮らしていました。


今から数年前に出会ったお客さまも配偶者の転勤で仕事ができない、悩んでいると

いうのを聞いて未だにまだこんなことで悩まされているのだなあとため息が出ました。


配偶者の転勤だけでなく、例えば親の介護などでも仕事を辞めて親を見たいと

思う方も多いのですが、これも慎重に考えられた方がよいです。

仕事は事情が許すのであれば続けるのがよいというのが私の持論です。

いつでも仕事は辞められます。

でも1度辞めた仕事を取り戻すのは容易なことではありません。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。