デメリットを比較してみる‥の続き

家は持ち家がよいか賃貸がよいかという前回の話の続きです。

22年前の阪神淡路大震災や2011年の東日本大震災のときに持ち家の方の

二重ローンが問題になりました。

ローンが残っていて、地震が起これば、いくら地震保険に加入していても、

簡単に再建できるものではありません。

このように考えると、個人的には賃貸の方が身軽でよい?とも思います。

ただ、賃貸の決定的なデメリットとしてよく挙げられるのが、リタイア後の

家賃の問題です。

家賃の問題もそうですが、私が決定的にデメリットと考えるのは、

高齢になって「家を借りられるのか」ということです。

特にシングルの方で身寄りがないという方であれば、連帯保証人をどうするのか

ということが問題になります。

日本は人口減少社会になっていくので、賃貸住宅も余ってくるはず。

だから家を借りやすくなると想定しているのですが、

高齢者に家を貸したくないという大家さんが多い以上、この「家を借りられるのか」

というのは、今後大きな問題になってくるかもしれません。

ここらあたりは行政で解決の道を探ってほしいなと思います。

賃貸の決定的なデメリットを書きましたので、反対に持ち家のデメリットも

書いておきます。

それは「時間と手間がかかる」ことです。

物件探しから始まって、頭金・諸費用の手配、ローンの組み方などなど。

賃貸であれば、物件探しと諸費用の手配で終わります。

物件探しも持ち家と賃貸ではエネルギーが違ってくることは想像できます。

ローンにしてもどれぐらいのローンが組めるのか、固定型か変動型か、

何年のローンにするのかなど様々なことをシミュレーションする必要があります。

低金利だから、消費税が上がる前にというのはやはり危険です。

日頃から情報を集めて、用意しておくことが必要。

そのためには家がほしいという情熱も大事。

もちろんじっくり時間もかけることです。

家を買うのはエネルギーがいりそうです。


※ 2月の個別相談受付中です。

  トップページまたは個別相談の「お問い合わせはこちらから」より

  お申し込み下さい。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。