私の大失敗のお話

前回はアセット・ロケーションについて書きました。

今回はそれに関連した私の実体験の失敗談です。

証券会社に口座を開設するときには「特定口座の源泉徴収あり」

「特定口座の源泉徴収なし」「一般口座」の中から1つ選びます。

「特定口座の源泉徴収あり」以外は確定申告が必要となります。

「特定口座の源泉徴収あり」であれば、売却したときに税金も証券会社が

徴収してくれますし、利益と損失を相殺もしてくれるので、

私も「特定口座の源泉徴収あり」にしていますが、

この「特定口座」や「一般口座」の制度ができる前に買ったある企業の

株式を何も考えずに「一般口座」に預けてしまったのです。

で、嬉しいことにこの株式が倍以上値上がりしました。

ところが、やったーと思ったのも束の間でした。

「一般口座」での売買なので、確定申告をしないといけません。

すると、所得が増えます。

イコール税金が増えるということです。

まだ、ここまでは我慢(?)できます。

問題は国民健康保険料が上がることです。

私が会社員であれば、税金は払わないといけませんが、健康保険料に

影響することはありません。

しかし、私は自営なので、所得が増えるイコール国民健康保険料が増える

ということになります。

と、いうわけで結局この株式はまだ保有しています。

配当金がいいので、もうこうなればとことん保有しようかと思っていますが、

安易に一般口座に入れてしまったために、値上がりしたのに売れないという

大失敗です。

これから証券口座を開設する、もしくは投資を始めるという方は、

くれぐれもメリット・デメリットを知っておいて下さい。

基本的には「特定口座の源泉徴収あり」が手間もなく安心です。




社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。