前回は「複利」についてお話しました。
今回は「低金利」ということに焦点を当ててお話します。
家は購入した方がいいという人の意見の中には
「低金利」だから「住宅ローン」はそんなに負担にならないということを
言われる方もいます。
確かに昔は5%や6%の金利は普通でした。
当然、借りる立場からいえば「低金利」は歓迎です。
反対に預貯金は「低金利」は不利です。
では「保険」はどうでしょうか?
貯蓄性の保険「終身保険」や「養老保険」「個人年金保険」などは
「低金利」の中では「預貯金」以上に不利です。
何故なら「預貯金」であれば必要なときに引き出しても元本割れは
ありませんが、保険の場合は数年は元本割れというのが普通です。
満期まで持っていたとしても加入した当時の金利がずっと続きますので
「低金利」のまま満期を迎えることになります。
自営業の方などが「国民年金」の上乗せとして加入する「国民年金基金」が
ありますが、これも加入時の金利のまま固定されます。
と、すれば自営業の方が「国民年金」の上乗せとして考えるのであれば
「iDeCo」の方が大きく増える可能性はあると思います(絶対ではありませんが)。
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