NISAと確定拠出年金

2017年から制度が変わることになり、脚光を浴びている「確定拠出年金」

ですが、「NISA」とどう違うのか、どちらが得なのかという説明が

よく見られます。

どちらも税制優遇という意味で比較されるのだと思いますが、

私は全く違うものだと捉えています。

「確定拠出年金」の目的は明らかで、原則60歳まで引き出すことは

できないので、あくまで「老後資金」ということになります。

一方「NISA」はいつでも解約が可能です。

先月購入して、今月値上がりすればすぐに売却してもよいのです

(但し、120万円の枠は復活はしません)。

だから「NISA」はどんな目的にも使うことができます。

取り扱っている商品も「NISA」は”少額投資非課税制度”ですので、

投資商品となりますが、「確定拠出年金」では個別株式は買えず、

投資信託や定期預金、保険などとなります。

「NISA」は日本に住む20歳以上の人なら1年間120万円の枠が

持てますが、「確定拠出年金」はそれぞれの人によって年間の掛金の

限度額が異なります。

「NISA」にはNISAのメリットとデメリットが。

「確定拠出年金」にもメリットとデメリットはあります。

それぞれの特色をよく知っておくこと、「NISA」と「確定拠出年金」は

全く別物だと思っておいた方がよいでしょう。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。