デフレの場合は投資は不要?

アベノミクスが始まるまでは、日本はデフレでした。

デフレとはお金の価値が上がることなので、物価は上がりません。

だから、100円ショップや牛丼屋などの安さを売りにした商売が流行ります。

物価が上がらないのだから、低金利であっても銀行にお金を置いておけば、

よかったわけです。

無理に投資などしないで、現金や預金で持っていた人が賢いのだと。

しかし、デフレだと本当にモノの値段はすべて上がらないのでしょうか?

例えば、大学の学費などは私立はもちろん、国公立などでも毎年値上がりしています。

デフレだからといって教育費は安くなりません。

他にも、社会保険などでも健康保険の自己負担は昔は1割だったのが、今は3割です。

国民年金保険料も毎年上がっています。

当然、厚生年金保険料率も毎年上がっています。

つまり、普段の日常生活で言えば、100円ショップやユニクロなど、安さを基準と

する選択肢が増えたのは事実ですが、

実際はデフレ下でも値上がりしているものはあり、そうなるとデフレだから銀行預金に

預けているだけでは、厳しいと言えます。

マイナス金利をもってしても、なかなか物価が上がらないという状況に陥ってはいますが、

インフレになれば当然銀行預金だけでは太刀打ちできません。



社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。