持ちたいのは「資産形成」という視点

株価がここ最近上がり出して私の周囲でも投資に関する話が聞かれます。

先日聞いたのは「銀行からお金がいっぱい貯まっているから投資信託を

買いませんか」と言われた女性の話。

「絶対儲かります」とも言われたとのこと。

この女性、全く投資は未経験。

でも、なんか怪しいと思って断ったらしいです。

他にも投資信託を買って短期で売って儲かったという女性もいました。


これらの話を聞いていて思ったのはどうして投資って短期的な視点でしか

語られないのかなと。


銀行に置きっぱなしにしているお金はほんと寝かしているだけ。

この女性、経済は苦手ということ。

短期で投資信託を売ったという女性も正直今回はたまたまラッキーだったのでは

ないかなと感じました。


コロナ禍で株価はかなり下がりました。

そして最近持ち直し、それこそここ何十年と見たことのないような

日経平均株価にもなっています。


大事なのはこういうときに少し稼いで喜ぶのではなく、

長い目で見て資産を積み上げていくことが大事なんです。

よく「資産運用」という言葉が使われますが、

私の認識では「資産運用」というのはそこそこ資産がある人(何千万とか)が

使う言葉で、そうでないのであれば「資産形成」と考えてほしいのです。


普通に暮らしている人は老後のために資産を形成していくことが大事で

それは決して資産を運用していくということではないのです。

使いたいと思ったときに使えるお金がある、老後働けなくなったときに

用意しているお金があることが重要なのです。


だから長い目で投資信託を積み立てていくことが資産形成という意味では

一番理にかなっているのではないかと私は考えています。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。