株式投資で老後資金を作るのは難しい?

老後資金を作るのに「確定拠出年金」はいろんな意味で最強です。

と、いう話はこれまでしてきました。

ただ、「確定拠出年金」のラインナップには「個別株式」はないというのは

前回書きました。

これは「個別株式」というのは積立ができないという理由があります。

基本的には買って、売るということしかできないので

(先に売って買うというやり方もありますが)、

例えば確定拠出年金を始めた30歳の人が、ある株式を買ったとしたら、

そのまま60歳まで売れない(確定拠出年金の受け取りは60歳から)ということに

なります。

30歳のときにいいと思って買った企業が30年経ったらどうなっているのか?

というのは想像がつきません。

昔なら30年間1企業の株を持ちっぱなしということもできたかもしれませんが、

企業がどんどん淘汰されていく現代ではそれはかなり危険です。

このように老後資金を作るのが目的と考えた場合、「個別株式」はあまり向いて

いるとは考えにくいのかなと思います。

「NISA」を使ったとしても「NISA」は制度として少し中途半端なところがあります。

ただ、これはあくまで「老後資金」を作るという意味では「個別株式」は難しい

ということです。

「個別株式」にはシンプルでわかりやすいという良さがありますよ。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。