リアルな医療保険の話

今日は私自身の医療保険のお話をさせていただきます。

私は定期の医療保険と死亡保険に加入しています。

10年更新型です。

2回更新をして9月にまた更新の時期がやってきます。

これまで何度も書いていますが、私はがんサバイバーです。

2010年の7月に宣告され、手術、2週間入院をしました。

私の加入している医療保険は1日5000円、そして手術給付金も出ました。

額にして言えば全然大したことはありません。

保険料はひと月3095円です。

さて、がんから6年が経つとはいえ、今さら他の保険に乗り換える気はありません。

がん経験者でも入れる保険はありますが、かなり保険料が高くなることが

予想されます。

それを考えると保険料は1400円ぐらい上がりますが、更新しようかなと考えています。

問題は死亡保険です。

受取人は母です。母は今も健在ですが、普通に考えると私の方が長生きするはず

(がんのことを考えるとわかりませんが)。

だから死亡保険はやめてもいいかな?とも考えました。

死亡保険をやめると1060円が浮きます。

しかし、実はこの死亡保険「リビニングニーズ特約」がついています。

これは余命6ヶ月と診断されたとき保険金を請求できるというものです。

がんは完治はしていません。

今日もCT検査を受けてきました。これは再発や転移を確認する検査です。

もしかしたら「リビニングニーズ特約」は使えるかもしれないなと考えています。

医療保険については無理して加入する必要はないと考えていますし、

そうアドバイスもしています。

私が20年前に加入したのは特に深い考えもなく、医療保険ぐらい入っておこうかと

いうものでした。

その頃から私自身の状況も変わりました。

まず、会社員から自営業者になったこと。

傷病手当金もありませんし、保障がなくなったこと。

そしてがん患者になったこと。

これらを考えると比較的若い時期に安い保険料で医療保険に加入したのは、

ある意味よかったかもとも思います。

今、会社員だったら、更新するかどうかは微妙かもしれません。

10年後は状況によって更新するかどうか考えたいと思っています。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。