総額で計算したらすごいとわかったモノ

私の父は今年90歳になります。

母は86歳。

父は工場労働者でした。

10代の頃から働いています。

高校には行っていません。

転職も何度かしています。


母は専業主婦からパートタイマーへ。

今でいう第3号被保険者です。

今でこそ第3号被保険者は強制加入ですが、

昔は任意加入でした。

任意加入の頃は自分で保険料を払う必要がありました。

母は任意加入はしていませんでした。


父は60歳で定年退職をして1年弱ぐらい他の会社で

仕事をしていましたが辞めそこから年金生活です。

この2人のこれまでの年金額をざっと計算してみると

6千万円になります。


年金については世代間格差の問題もありますので

書こうかどうしようか迷ったのですが‥。

父は決して給料が高いわけではなかったのですが、

長く働くとこれぐらいの金額になるのだなと

びっくりした次第でして。

長く働くと同時に長生きもポイントですが。


さて、個人年金保険の場合はどうでしょうか。

例えば1ヶ月10万円貰え、これが10年続く個人年金に

加入したとしたら総額で1200万円の年金となります。


但し、個人年金保険の欠点は「インフレに弱い」ことです。

何十年先の月10万円が今ぐらいの価値を持っているかどうかは

わかりませんね。


あとひとつは長生きに対応していないこと。

もちろん終身の個人年金保険であれば死ぬまでということに

なりますが、これだと相当保険料は高くなるはずです。


公的年金は支給額的には下がっていく運命でしょうが、

やはり侮れないと改めて思ったのでした。





社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。