損をしている場合にやってはいけないのは?

2015年にNISA口座を開設した方は

この年末で非課税期間が終了となります。

いくつかの商品を買われていても、

それぞれが値上がりしているか値下がりしているか

違いがあるのでどうしようか?と悩んでいられるかも

しれませんね。


値上がりしていれば一旦利益を確定する(売る)こともできますし、

ロールオーバーして2020年のNISA口座で引き続き運用することも

可能です。

もちろん課税口座に移すこともできます。

課税口座に移したときの価格が取得価格になるので

それより値上がりすればその分の課税はされます。


悩ましいのは値下がりしている場合です。

一番はロールオーバーして値上がりするのを待つという方法が

考えられますが、これはいつかは値上がりするだろうという

期待半分というところでしょうか。


あとはきっぱり諦めて損が出ても売ってしまうという方法もあります。

これは勿体ない気もするのですが、

売ることで2020年のNISA枠が浪費されないというメリットがあります。


一番やってはいけないのは「課税口座に移すことです。

先に書いた「課税口座」に移した時点の価格が取得価格と

みなされるのでそこから値上がりしても、

下手をすると実際は損が出ているのに税金は取られるということにも

なりかねません。


くれぐれも損が出ている状態でのNISAの出口には注意が必要です。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。