がん告知から9年

2010年の7月に進行性のがんと告知されてから

9年になろうとしています。


そのとき、いろいろ考えたのですが、

特に思ったのは「仕事は絶対辞めない」ということです。

もちろん、生活するために仕事を辞められなかった

ということもありますが、

今、思っても仕事を辞めて治療に専念していたら

煮詰まっていただろうなと思うことです。


今やがんにかかることはそう珍しいことではなくなって

きました。

しかし、がんになると仕事を続けるかどうかを悩む人は

多いと思います。


がんと向き合うために、仕事は辞めて治療に専念したい‥

という考えを否定するつもりはありませんし、

体力的にも仕事を続けることが厳しい人もいらっしゃるでしょう。


そうではなく、仕事は続けたいけど職場に迷惑がかかるから

辞めるしかないと考えている人は、焦って結論を出さないことです。

そう考えれば、育児であれ、介護であれ、病気であれ

お互いさまのところがあるので自分がしんどいときは周りの人に

頼ってよいのではないかと思うのです。

そして自分のコンディションが戻ってからまたがんばって周囲の人に

お返ししていけばいいのではないでしょうか。


そういうことが普通にできる職場、社会であってほしいと思います。

私もがんばって仕事を続けていきたいと思っています。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。