元本割れか価値の目減りか

投資をしたくないという人がよく言うのは「元本が減ったら困る」

ということです。

当面使う予定のないお金であれば、別にしばらく元本割れしていても

特に気にする必要もないのになーと私などは思いますが、

そうはいかないようです。


銀行預金であれば、利息は微々たるものでも元本割れすることは

ありません。

しかし、”インフレになったら”お金の価値は目減りします。

例えば、これまでは100万円で買えた車がインフレになったら

105万円に値上がりしたなどがそうです。


元本割れは目に見えてはっきりわかりますが、

お金の価値の目減りは知らないうちにじわじわと来るというわけです。

いくら元本割れしない預金を持っていても、

モノの値段が上がってしまえば預金は目減りしているのと

同じことです。

これは保険にも言えます。

特に貯蓄型の保険などは何十年にも及びますから

お金の価値が変わってしまうことはよくあることです。


投資が推奨される1つの理由はインフレ対策です。

元本割れだけに拘っているのは疑問です。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。