老後資金を作るのであれば「確定拠出年金」がおススメです。
一番大きなメリットは「所得控除」です。
掛金が全額所得から控除できるので、その分所得税や住民税が安くなります。
反対に私が「確定拠出年金」のデメリットだと考えるのは
60歳までは引き出すことができないということです。
ただ、これについては「確定拠出年金」の目的は、老後資金を作ることなので、
安易に引き出せない方がよいという考えもあります。
しかし、20代の方が「確定拠出年金」で老後資金をというのはどうなのか?とも
思います。
老後資金より前に必要な資金はいろいろ考えられます。
その資金を賄える貯金がちゃんとあるというのならよいですが、
そうでないのなら老後資金のために「確定拠出年金」を利用して、
60歳まで引き出せないということが果たして良いことなのかは疑問です。
50代の専業主婦の方も「確定拠出年金」が一番良い老後資金の作り方かと
言えば、こちらも疑問に思います。
専業主婦の方はそもそも所得がありませんので「所得控除」の恩恵は受けられません。
他にも「確定拠出年金」は掛金を支払えるのは60歳までとなっているので、
50代の方であれば10年もないことになります。
そして加入期間が10年なければ、60歳でもらうことはできません。
20代の方はまず「積立NISA」を使って投資を勉強していくというのはどうでしょうか?
もちろん「積立NISA」と「確定拠出年金」は併用できますので、
「積立NISA」でもまだ余裕があるのであれば「確定拠出年金」を。
50代の専業主婦の方も「積立NISA」であれば20年まで積み立てられますし、
何歳のときに引き出すのも自由です。
万人に良いと言われているものも、自分にとってはどうか?というのは
また別です。
いろんな観点から考えてみて下さいね。
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