お金の問題は損得プラス○○

お金の問題になるとよく聞かれるのが「どちらが得でどちらが損」かということです。

もちろん明らかに「こっちが得でこっちが損」ですよということもありますが、

反対にそう簡単に決着がつかないという問題もあります。


は「持ち家」がよいのか「賃貸」がよいのかなどははっきりした答えは

ありません。

昔は「家は資産になる」という考えが当たり前でしたが、

子どもたちも独立すれば自分たちの生活がありますから親から家を貰おうとは

思っていないということもありますし、

売るにしてもいくらでも新築の住宅は供給されているわけですから、

古い家にどれだけ価値を見出せるのかということもあります。


よく「扶養範囲で働く方がよいのかどうか」という質問もありますが、

これも今現在の「手取り収入」だけを考えれば、このラインまで働くとお得です

ということは確かにありますが、

仕事ってお金だけではないということもありますよね。

やりがいや誰かの役に立ちたいなど。


一方で今は多少お金を稼げればいいので、家族との時間を大切にしたいという

考えもわかります。

だとすれば、自分自身がどういう生活を望んでいるのか。

その生活をするためにはどういう働き方をすればいいのかというのが

一番考えるべきことになります。


家の問題もそうです。

数年ごとに引っ越しするのも悪くないという考えであれば

賃貸が適していますし、

地域に根付いた生活をしたいというのであれば持ち家という選択にもなります。


お金の問題は「損得」だけでは図れないことが多々あります。

社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。