希望の持てる言葉を

最近の若い人には怒ってはいけない、褒めて伸ばさなければと。

私自身若い人ではないですが、怒られるのは嫌です。

これは多分育った環境だと思います。

私の母は感情的な人でいつも怒ってばかりで褒められた記憶が

ありません。

「あなたのためを思って」ということをいう人を私は信用しません。

私は大人になっても母は私のためを思って怒ってくれたのだと思った

ことはありません。


さて、10年前がんを宣告されたとき、医師に言われたのは

がんが大きいのですぐには手術はできない。半年ほど抗がん剤治療をして

がんが小さくなれば手術ができる。

がんが小さくなる確率は50%。

抗がん剤には毎月数万円かかる。

抗がん剤は副作用がきついだろうから仕事はできないし、日常生活も

厳しい。

要約するとこういうことを言われました。


これって今改めて考えてみてもこんなに希望が見えない言葉って

あるだろうかと思ってしまいます。

抗がん剤治療はきついけど我慢して半年続ければ50%の確率で

手術できるようになるから。

こういうことです。


客観的に考えると医師は事実を言っているだけなのかもしれません。

だけど、がんと宣告されて混乱している私には正直受け止めるのには

かなりしんどい言葉でした。


日常生活の中でこういうことってわりとよくあります。

相手を不安にさせて物を売りつけたり商売をするという手法です。

老後資金が足りないから○○を買いましょうとかお金に関することで

いえばいくらでも商売のやり方ってあります。


不安を煽るような人とは付き合わないと私は決めています。

上記の医師の元で治療をするのはやめました。

希望を持たしてくれる人と付き合いたいし、そういう人から商品や

サービスを買いたいと思います。


社会保険労務士・FP 中村真里子事務所

兵庫県宝塚市在住の社会保険労務士・ファイナンシャルプランナーのサイトです。