悩める女性をサポート!関西の社労士・FP@中村真里子

兵庫県宝塚市在住の社労士・FP(CFP)の
中村真里子です。

詳しいプロフィールはHPをご覧下さい。
https://fp-mariko.amebaownd.com/

平成 5年  社会保険労務士試験合格
       
平成14年  日本FP協会 CFP合格

平成15年  1級ファイナンシャル・プランニング技能士合格


その他に日商簿記2級・秘書検定2級取得


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仕訳の簡単なパターンを知る⑥

パソコンをクレジットカードで買った場合「未払金」という勘定科目を使いますということを前回の記事で書きました。パソコンは商売上必要だから一般的に言われている”経費”です。では、仕入の場合はどうなるでしょうか。皆さんが何か商売をしていたら当然ですが商品を仕入れます。そのとき”月末締め翌月末払い”という契約をしたとします。10万円で商品を仕入れたときの仕訳は(借方) 仕入 100,000   (貸方) 未払金 100,000となります‥いえ、これは間違いです。正解は(借方) 仕入 100,000   (貸方) 買掛金 100,000です。商品を仕入れたときは「未払金」ではなく「買掛金」という科目を使います。つまり商品をツケで買った場合は「買掛金」という科目を使うと覚えておくとよいです。では、ツケで商品を売った場合の科目は?そう「売掛金」です。「売掛金」については①で説明しています。仕訳の簡単なパターンを知る①商品をツケで売ったら「売掛金」が借方(左)に「売上」が貸方(右)にきます。(借方) 売掛金   (貸方) 売上商品をツケで買ったら「仕入」が借方(左)に「買掛金」が貸方(右)にきます。(借方) 仕入    (貸方) 買掛金これは鉄板の仕訳なので覚えておいて下さいね。

仕訳の簡単なパターンを知る⑤

パソコンをクレジットカードで買った場合の仕訳はどうなるでしょうか?例えば8月の30日にクレジットカードで10万円のパソコンを買ったとします。パソコンの勘定科目は消耗品を使います(金額によっては備品など資産科目になります)。(借方) 消耗品  100,000これはわかると思います。では、貸方はどうなるでしょう?現金や預金とはなりませんね。まだ手元の現金や預金は減っていないからです。この場合貸方は「未払金」を使います。(借方) 消耗品  100,000   (貸方) 未払金  100,000これで左右バランスしました。9月の末に普通預金の口座から10万円が引き落とされました。ここでも仕訳が必要です。この場合は(借方) 未払金  100,000   (貸方) 普通預金  100,000となります。もしもパソコンを現金で購入していれば(借方) 消耗品  100,000    (貸方) 現金  100,000となりますが、クレジットカードで買った仕訳も借方と貸方の「未払金」は後に消えますので結局は(借方) 消耗品  100,000   (貸方) 未払金  100,000(借方) 未払金  100,000   (貸方) 普通預金  100,000となります。気を付けたいのは「未払金」のような勘定科目がいつまでも帳簿から消えないのはおかしいということです。そのためには「未払金」の残高がいつまでも残っていないかチェックしておかなければなりません。 

仕訳の簡単なパターンを知る③

今の簿記検定のテキストがどうなのかは知らないのですが、私が簿記を勉強し始めた頃(昭和(^^;)はまず、資産には現金や預金があり、負債には借入金があり‥などこういう事柄が一番最初に出てきたと記憶しています。だから現金は資産、売掛金は資産、買掛金は負債などを一生懸命覚えました。あくまで簿記検定試験に合格することが目的ですからこういう内容から入るのも仕方のないことだとは思うのですが、実務ではこんなところから始まるわけではありません。個人で商売を立ち上げたときどういう仕訳が立つと思いますか?まずは自分の事業にお金を入れることから始まります。そうしないと仕入れもできませんし、事業に必要なものも買えませんね。自分の貯金から50万円を事業に入れたとします。この場合の仕訳は(借方) 現金 500,000    (貸方) 元入金 500,000となります。借方の現金はあくまでこの商店の現金です。これは皆さんの個人的なお金ではありません。株式会社の場合は「元入金」は「資本金」といいます。例えば銀行から借り入れをして事業を立ち上げたとしますと(借方) 現金 500,000   (貸方) 借入金 500,000となります。 個人的な話なのですが、私の両親や親戚は皆勤め人です。会社経営者もいなければ商売人、フリーランスなどもいません。商売を始めるには元手がいります。最初から現金や売掛金があるわけではありません。この単純なことが会社勤めしか経験がない私はわかりませんでした。簿記もこういうところから教えたら実務に直結して興味深くなるのになと思うのですが。個別相談・コラム執筆・セミナーのお問い合わせはこちらから

仕訳の簡単なパターンを知る②

前回の続きです。10,000円の売上を計上したのに、普通預金に入金されたのは9,890円。これって相手が間違えているのでは‥?いえ、これは振込手数料を引かれているからです。つまり仕訳としては普通預金  9,890円     売掛金 10,000円支払手数料  110円こういう仕訳になります。これで左右がバランスしました。例えば自分が請求する側として振込手数料を差し引かれては困ると思うのであれば、契約の際に振込手数料は負担してほしいと伝えるか、請求書にその旨を書いておけばよいです。さて、前回の仕訳をもう1度見てほしいのですが、売上を計上した際には売掛金 10,000   売上 10,000という仕訳をしました。入金の際には普通預金  9,890円     売掛金 10,000支払手数料  110円という仕訳になるのでこれを上の仕訳と合体してみると普通預金  9,890円     売上 10,000支払手数料  110円となり「売掛金」が消えます。つまり意味としては10,000円の売上があって手数料110円が引かれたため入金は9,890円だったということです。このように仕訳には必ず意味があります。簿記の勉強では意味というよりは機械的に仕訳をしないといけないので面白くないのかなーと思ったりもします。

仕訳の簡単なパターンを知る①

知り合いの会社経営の男性から簿記を勉強していると聞きました。なんで今頃?と質問すると、何かと簿記を知っておくと役に立つと思うからと言っていました。私は20代の頃、簿記検定を受けるため簿記を勉強していたのですが、当時はちっとも楽しくありませんでした。大体、借方と貸方なんて意味わからないし、勘定科目は覚えなければならないし、資産、負債もボヤっとしか理解できないし‥で。ただ、今になって思うのは簿記検定はともかく簿記の基本を知っておけばビジネスにも家計管理にも役に立つなというのが実感です。特に「仕訳」の考え方を知っておくとよいと思います。「仕訳」とは取引を記録することです。例えば、銀行の普通預金から現金を5万円引き出した場合(借方) 現金 50,000   (貸方) 普通預金 50,000となります。反対に、現金5万円を普通預金に預け入れした場合(借方) 普通預金 50,000  (貸方) 現金 50,000となります。「仕訳」のポイントは借方と貸方がバランスするということです。借方・貸方がわかりにくければ左右と考えてもらうとよいです。もし、バランスしないのであればそれはどこかが間違っているのです。例えば、皆さんが商売をしていて1万円の商品を売ったとして代金は後日振り込んでもらうとします。そのとき仕訳としては(借方) 売掛金 10,000   (貸方) 売上 10,000となります。売掛金とはツケでモノを売ったときの勘定科目です。後日待望の振り込みがありました。そのとき皆さんの銀行口座に9,890円の入金があったとします。しかし、売掛金の金額は1万円です。(借方) 普通預金 9,890   (貸方) 売掛金 10,000これではバランスしませんのでこの仕訳はおかしいことになります。さて、どうすればいいのでしょうか?次回に続きます。

変化についていけない私

コロナ禍でほとんど外食をしなくなったのですが、サイゼリヤのドリアが食べたくなって久しぶりに行ってみました。するとなんと私の食べたかったドリアがメニューから消えていました。せっかくあのドリアが食べたかったのに‥と思い残念でなりません。仕方なく他のものを注文しましたが、多分今後サイゼリヤから足が遠のくと思います。コロナの自粛期間が終わったあと、ある場所に買い物に行きましたら、本屋や100円ショップが閉店していました。このときも本屋でちらっと本を見て100円ショップで買いたいものがあったのでがっかりしました。元々、ぶらぶら買物することはなく、決め打ちで買い物に行くので店が変わってしまうと予定が狂ってしまい困ります。以前振込しないといけなかったので、あそこに○○銀行のATMがあるはず‥と思い行ってみると他の銀行のATMに代わっていました。変化できない生物は淘汰されていくというのはよく聞く話ですが、それなら私は一番に淘汰されそうです(笑)。ただ、ショッピングセンターなどですぐに店が変わってしまうのはどうなんだろうな?と思ったりもします。ファンを掴む前に閉めてしまうというのはね。ただ、採算の取れない店を無理して続けていくことはできないというのもよくわかるのですが、消費者の立場としてはね。

通販よりお店に足を運んでもらうには?

ネットショップが台頭したせいでリアル店舗が次々とダメになっていく‥というのはここ何年かで起こっている現象です。昔、大手のスーパーマーケットが進出してくると商店街が寂れるということが起こりました。それが今度はリアル店舗よりネットショップという風に形を変えているわけです。個人的に言いますと、私はコミュニケーション能力が低いのでネットショップで買物する方が気楽です。考えてみれば食料品でも個人商店で買物したのは子どものときだけです(当時はそれが当たり前だった)。先日、母の衣類を買わなくてはいけなくて商店街の個人商店へ行きました。なんか品物が店の外には出てなくて店の中に入っているのでなんでだろうと話していたら、店の人が「閉店だから」と言いました。「えっ?」と聞き返すと「5時で閉店だから」と言われました。もう5時なのか‥と思いふと時計を見ると4時25分です。「まだ、4時25分ですけど」と言うと「片づけに30分ぐらいかかるから」と言われました。仕方なく下着だけ買うことにしてレジ袋も買いました。商品とレジ袋の代金を一緒に払おうとしたら「レジ袋はレジを通さないから別に払って」と言われました。この店員さん、オーナーなのか雇われている人なのかわからなかったのですがオーナーなら商売はおやめになったらと言いたかったです。お客の気分を害してなんのために商売をやっているのかと言いたくなります。通販でも買えるものをわざわざお店まで行って買おうというお客さんはそのお店の雰囲気や店員さんの対応に期待しているのだと思います。今後リアル店舗が生き残るためにはお客さんに気持ちよく買物してもらうことが一番なのでは?話が反れますが、私、前はアマゾンでもたまに買物していたのですが最近は全く。何故かと言うと運送会社の人の態度が好きになれないから。いつも来てくれるところは大手ではないので来る人は同じ。ちっとも愛想がありません。いつも来てくれる佐川急便の人はとっても良い人なので安心(笑)。相性みたいなものもあるのかもしれませんが。